魅力的な言葉や文章を簡単に作りたいと思う人には「ザ・コピーライティング」がおすすめです。
魅力的な言葉や文章を作れるようになれば、プレゼンや発表などに役立ち、出世したり良い成績を取ることができます。本書で紹介されている型・テンプレートにはめるだけで簡単に魅力的な言葉や文章を作ることができます。
「ザ・コピーライティング」の中から「見出しの言葉を作る方法5つ&文章の書き方のポイント」を紹介します。
魅力的な見出しの作り方<5選>
プレゼンでも発表でもブログでも一番重要なのは「見出し」です。例えば、googleで何かを検索したとき、タイトルを見てどの記事を開くか判断しますよね。すべての記事を開いて読んでいたら時間がいくらあっても足りません。
つまり、魅力的な見出しを書かなければいくら内容が良くても読まれないのです。見出しで興味を持つからこそ本当に伝えたい中身を読んでもらえるのです。
では、どうすれば魅力的で効果的な見出しを作ることができるのでしょうか?本書に書かれている多くのポイントの中から5つ紹介します。
1. 相手の得になることをアピール
1つ目のポイントは、見出しで相手の得になることをアピールすることです。中身の文章を読めば相手の得になるとわかる見出しを作ります。
例えば「3ヵ月で10キロ痩せる方法」という見出しであれば、その中身を読むと自分も3ヵ月で10キロ痩せられるかもしれないと読み手は考えます。そのお得な情報を知りたいから中身の文章を読んでもらえるのです。
本書で紹介されている「型16. 見出しを『○○する方法』とする」などが簡単に使えると思います。
2. 新情報を提供する
2つ目のポイントは、新情報を提供する見出しを作ることです。
例えば「新商品情報キャラメルスモアフラペチーノ」という見出しであれば、スタバに新しいフラペチーノが出たこと、そのフラペチーノの情報が記事の中にあることが分かります。
本書で紹介されている「型4. 見出しを『新』で始める」などが簡単に使えると思います。
3. 好奇心をそそる
3つ目のポイントは、好奇心をそそる見出しであることです。
例えば「N国党がNHKをぶっ壊したい本当の理由」という見出しであれば、なぜNHKをぶっ壊したいのか?実は明かされていない本当の理由があるのか?と好奇心をそそることができます。
本書で紹介されている「型18. 見出しに『理由、なぜ』を入れる」などが簡単に使えると思います。 他にも「○○の意外な方法」「ちょっとかわった方法で○○ができました」なども効果的ではないでしょうか?
4. 手っ取り早く簡単な方法
4つ目のポイントは、手っ取り早く簡単に欲しいものが手に入れられる方法があることを見出しで伝えることです。
例えばメンタリストDaiGoさんの動画の見出しである「1日4分でモテる体型をつくる科学 〜魅力の70%を決める正しい筋肉の付け方」という見出しであれば、1日に4分何かをするだけでモテる体型になれるのなら知りたい!となります。
次の項目と関連しますが具体的な数字を盛り込んでどれくらい簡単かをアピールするとよいかもしれません。何か商品を売り込む場合には、本書で紹介されている「型12. 支払いの簡単さをメインにする」などが使えると思います。
5. 信頼性・具体的な数字がある
5つ目のポイントは、信頼性があること・具体的な数字があることです。
先程の「 1日4分でモテる体型をつくる科学 〜魅力の70%を決める正しい筋肉の付け方」という見出しには、1日4分・魅力の70%などの数字が使われています。具体的な数字が使われているからこそ、簡単さやどれくらい特になるのかが読み手に伝わりやすくなります。
「科学」という言葉を使うことで、DaiGoさんの主観ではなく科学的な根拠に基づいた信頼できる内容であることが伝わります。
本書で紹介されている「型35. ベネフィットを事実と数字で伝える」などが簡単に使えると思います。
魅力的な文章の作り方
魅力的な見出しを作り興味を引いた後に大切になることが中身の文章の質です。せっかく魅力的な見出しで興味を引くことができても中身の文章がボロボロでは元も子もありません。まずは、文章の中でも初めに読者が注目する冒頭部を書くときの3つのポイントについて紹介します。
冒頭部を書く3つの簡単ルール
効果的な冒頭部を書く3つの簡単なルール
1. 短くする。冒頭部が長いと読む気が失せる
2. 見出しで言った内容を続ける
3. 得られる1番の、あるいは複数のベネフィットを短い言葉で伝える
1つの目のルールは、文章を短くすることです。これは冒頭に限らず文章の中盤や終盤でもできるだけ意識したいですよね。文章だけではなくて会話でも一文が長くならないように意識したいものです。
2つ目のルールは、見出しで言った内容を続けることです。多くの読者は見出しに興味を惹かれて文章を読むのですから、冒頭部では見出しの内容を続ける必要があります。無駄なあいさつや自己紹介はいらないのです。
3つ目のルールは、ベネフィットを伝えることです。その文章を読むことでお得な情報を得ることができるのか?好奇心をそそられるのか?を伝える必要があります。見出しでも冒頭部でもとにかくベネフィットを伝えます。読む価値があるからこそ読者は読むのです。
文章を作るときのポイント
見出し・冒頭部が魅力的に作れたら、いよいよ文章全体を魅力的に作ります。
ここでは本書の技術をより効果的に使うためにも、本書を紹介しているメンタリストのDaiGoさんの動画から文章をつくるときのポイントについて紹介します。
DaiGoさんは「ザ・コピーライティング」を「価格の10倍以上の価値がある。この本には、言葉だけで、文章だけで、人の心をわしづかみにし、動かす方法が書かれています。」と評価しています。本書を紹介している下記の動画の中の中で述べていたDaiGoさんが本を書くときのエピソードが特に参考になりました。
タイトルは本を手に取らせるためにある。帯はページを開かせるためにある。1行目は2行目を読ませるためにある。2行目は3行目を読ませるためにある。第1章は第2章を読ませるためにある。次が読みたくなるように書く。
この考え方はプレゼンや発表など人に何かを伝える様々な場面で活かすことができると感じました。
このポイントを実践するための魅力的な見出しや冒頭部の作り方は既に紹介しました。文章全体を魅力的にする技術については本書の中の「第10章 効くコピーはこう書く」「第11章 コピーの売込み効果を高める20の方法」などで確認してみてください
まとめ
■魅力的な見出しを作る方法5つ
■魅力的な冒頭部を作る3つの簡単ルール
■本書を紹介したDaiGoさんの動画
の3点を紹介しました。
「ザ・コピーライティング」には、ここで紹介した以外にも「35の見出しの型」「コピーの売り込み効果を高める20の方法」「どんなレイアウトとビジュアルが1番注目されるのか」などが紹介されています。
本書を活用し、言葉の力を簡単に付ければ十分に元を取れるほどの価値がある本だと思いました。