【書評】SINGLE TASK|生産性・人間関係・幸福度を最大化する方法

仕事効率化
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マルチタスクとシングルタスクどちらの方が効率的に仕事を終えることができるのでしょうか?

その答えを与えてくれる本がデボラ・ザックの『SINGLE TASK 一点集中術』です。

本書によるとシングルタスクこそが仕事を効率的に終わらせる方法だそうです。

本書の内容から、マルチタスクのデメリット・メリット・具体的な実践方法について紹介します。

マルチタスクのデメリット9選

■タスクからタスクへと注意を向ける先を切り替える頻度の高さは、生産性の低さと相関がある
■マルチタスカーはシングルタスカーより外部からの邪魔の影響を受けやすい
■集中力を鈍らせる
■状況の変化に適応する柔軟性が低下
■生活の質が落ちる
■人間関係が悪化
■記憶力・理解力低下
■認知処理能力が低下し深い学習を妨げる
■コルチゾール(ストレスホルモン)が分泌される

マルチタスクには多くのデメリットがあります。では、シングルタスクにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

シングルタスクのメリット7選

■エネルギーが増し、幸福になり、安心感を覚える
■積極的になり、良質なユーモアを発揮できる
■充実感・達成感を味わえる
■ストレス・プレッシャー・自己不信・不安・倦怠感・注意散漫を撃退
■充実感が高い
■生産性が高い
■確実な成果

シングルタスクとはポイントは、『いまここ』にいること一度に1つの作業に没頭することの2つですです。本書にはそれを実現するための具体的な方法が書かれています。その中から特に役に立った内容を3つ紹介します。

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パーキングロット (第3章)

作業の能率が落ちる原因は2つあるそうです。それは「頭に浮かんだ別の思考」と「外部からの刺激」です。

「頭に浮かんだ別の思考」に対処するために有効なのが「パーキングロット」です。

パーキングロットとは、進行中の作業とは別の思考が頭に浮かんだら、メモを取りその考えをひとまずわきに置き、後で時間ができたら対処する方法です。

頭に浮かんだ思考をメモに書き留めるだけで、頭の中がすっきりするし、気も散らなくなり、目の前の作業に没頭できます。また、メモに書き留めているので頭に浮かんだ思考を忘れることなく、目の前のことが終わった後にきちんとその思考と向き合うことができます。

すぐメモできるものを作業に没頭する前に、用意することが重要ですね。

人間関係にもシングルタスクは有効 (第5章)

シングルタスクは人間関係にも応用できるそうです。

忙しくて時間がないのに、電話をしなければいときにはあなたはどうしますか?

電話をしながらパソコンで内職する人が多いのではないでしょうか。これもマルチタスクです。

このようなマルチタスクをすると、いくつかのデメリットが発生するそうです。

■電話の内容が頭に入らない
■電話がだらだらと長時間続く
■内職した仕事も中途半端になる
■通話に集中していないことは相手に伝わるので信頼関係に悪影響

ではどうすればよいのでしょうか?

時間がないことを伝える。そして、その時間は通話に集中すること。

たった5分でもよそ見をせず、話に集中してくれる方が、長時間他の作業をしながら話を聞かれるよりもよほどいいのです。これは、電話に限ったことではありません。

大切な人と過ごしている時間や食事をしているときにスマホを使うことも信頼関係を崩す行為になってしまいます。今あなたと一緒にいる人がスマホよりも大事ならスマホをしまい相手と過ごす時間に集中したいですね。

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スマホを子犬のようにしつける (第7章)

スマホは便利な点が多いですが、マルチタスクの原因になることも多いのです。

友人と会話をしながら、ご飯を食べながら、勉強をしながらでもスマホを使ってしまう人は多いのではなでしょうか。これはスマホの利用を自制できていないためであり、本書ではしつけのできていない子犬に例えられています。

しつけのできていない子犬は食事中のテーブルの上に乗ってきたり、場所や状況を選ばすにうるさくしたりしてしまいます 。しつけをすることでだんだんとお行儀が良くなり、かわいい家族の一員になるのです。

しつけのされていないスマホは食事中でもテーブルの上に乗り、仕事中や勉強中でもうるさくしてしまいます。スマホにもしつけをする必要があるのです。

では、どのようにスマホにしつけをすればよいのでしょうか?

スマホのしつけには「勉強中・仕事中はスマホをバッグにしまう」「通知が来ないようにミュートにする」などが有効だそうです。

「誘惑」と距離を置けば置くほど、意志の力を保つことができるからです。

メンタリストDaiGoさんの「超選択術」や「倒れない計画術」の中でも『人間が誘惑に意志力で抗える可能性は50%である』と紹介されていますね。

「スマホを見ない」と決めても人間は50%の確率で見てしまうのだから、スマホをバックにしまったり、ミュートにしたりして意志力に頼らずに距離を置くことが重要ですね。

まとめ

■頭に浮かんだ別の思考が浮かんだらメモをとり頭をすっきりさせるパーキングロット
■短時間でも目の前の相手に集中することで信頼される
■スマホはバッグの中にいしまったり、ミュートにしたりしてしつける

本書の内容から上の3つのポイントを紹介しました。

本書には他にも「帰宅直後の1時間の工夫」「すべて記録しながら前進する」「時間を区切って籠城する」など様々な内容が書かれています。

まずは、今回紹介した3つのポイントから実践していきたいですね。

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