「あのとききちんと気持ちを伝えておけば・・」「あのとき食べ過ぎなければ・・」「もっと勉強していたら・・」「もっと運動していたら・・」とたくさんの後悔があるのではないでしょうか?
もちろん、僕もたくさんあります。
「気持ちを伝えない」「食べる」「勉強しない」と選択したから後悔しているのです。
メンタリストのDaiGoさんの「後悔しない超選択術」には、そのように後悔しない選択を行うための科学的な方法が書かれています。
「後悔しない超選択術」の感想と自分が実践しようと思ったポイントを3つ紹介します。
こんな人におすすめ
① 後悔することが多い
② 優柔不断でなかなか選択できない
③ 今迷っている大きな選択がある
科学的な根拠から「後悔しない選択の方法」が書かれているので、このような悩みを抱えている人たちには特に参考になる本です!
感想
どうすれば人生をより良い方向に進める選択ができるのかと期待しながら読み始めると
「すべての人に当てはまる『正しい選択』は存在しない」
たった4ページ目で『正しい選択』はないと言われてしまいました!笑
未来に何が起きるのかは誰にも予想できないから「正しい選択」ではなく「後悔しない選択」を目指すことが重要だということです。
「後悔しない選択」をするのに一番大事だと思ったのは「後悔しない選択をする準備」です。
つまり、
「集中力のないとき」「時間に追われているとき」「精神的に追い込まれているとき」などには後悔する選択を選んでしまいがちだから、それらの問題をクリアして「事前に選択の基準を用意」したり、そもそも選択しないように計画・習慣化したりしよう!
ということをDaiGoさんはこの本で伝えたかったのかな?と自分は感じました
DaiGoさんの本は他にも
「自分を操る超集中力」
「週40時間の自由をつくる 超時間術」
「倒れない計画術」
など様々な本を読んでいますが、今までの本の内容をリンクすることができる1冊でした
「倒れない計画術」についてはこちらの記事で詳しく紹介しています
本の構成
第1章 選択の仕方にはスタイルがある
第2章 「後悔しない選択」をするための準備
第3章 「後悔しない選択」をするための習慣
第4章 選択力を鈍らせる5つの落とし穴
第5章 「後悔しない選択」をするトレーニング
構成を見るだけでも、「選択の前準備が大切なこと」、「才能ではなく技術だからだれでもできる」ことが読み取れますね!
これらの内容の中から、実践してみようと思ったポイントを3つ紹介します
ポイント3つ
「10-10-10」未来を想像し合理的な選択を導く
1つ目は「10-10-10 (テン・テン・テン)」です
目先の誘惑や衝動だけではなく、「短期・中期・長期」の視点で選択の結果を想像します
自分がその選択した「10分後、10ヵ月後、10年後」に自分がどう変わるのか?幸せか?後悔しないか?を想像することで合理的な選択ができるというものです
「10-10-10」は「今ラーメンを食べるか」などの軽い選択から「プロポーズをするか」「大事な仕事があるときに、親が病気になったらどうするか」などの重大な選択にも使うことができます
世界屈指の大企業であるゼネラル・エレクトリック社の元CEOのジャック・ウェルチのパートナーであるスージ・ウェルチが提案している手法なので説得力があります
自分であれば、「勉強をするか、動画をみるか」という選択をするときに、それぞれの選択をした「10分後、10ヵ月後、10年後」を想像します
10分後|「つらいのは勉強の前だけで始まればしばらく勉強できるな」「動画面白いな~」
10ヵ月後|「知識や思考力がついてきてできることが増えた!」「動画面白いな~」
10年後|「学んだことを活かしてやりがいのある仕事・短時間で高収入の生活ができる!」「長時間労働で低収入、わずかな自分の時間に動画を見ることだけが幸せ」
もちろん目先のことを楽しむことも必要ですが、今日自分がした選択の中から1つでも「短期・中期・長期」の視点で考え直すことから始めていきたいですね!
「プチ断食」選択力を上げる
満腹なときよりも「適度な空腹状態」の方が判断力が高くなるとユトレヒト大学の研究によって分かっているそうです
「適度な空腹状態」を作るために行うのが「プチ断食」です!
男性は1日に14時間、女性は12時間程度の断食の時間を作るという方法です
この時間には睡眠時間も含んでいいので睡眠時間が8時間であれば、起きている時間の男性6時間、女性4時間を断食すればよいのです
DaiGoさんがビジネスマンにおすすめしている3つのポイントがあります
① 朝ごはんを軽めにする
② 昼ご飯を抜き15時くらいまでプチ断食をする
③ 15時くらいのおやつタイムに軽い間食をする
昼を軽めにすることを特に意識したいですね!
多くの人はランチタイムに昼ごはんを食べエネルギーを補給する代わりに、午後の時間帯の判断力を低下させているのです
DaiGoさんはは朝ごはんも抜き、起きてから15時頃までカロリーのあるものはいっさい口にしないそうです。さすがですね!
自分も朝ごはんを抜き昼食を軽めにし始めてから午後の眠気を感じる回数が減り高い集中力・判断力があるように感じています。
本書の内容とはそれますが、丼ぶりなどの一品料理よりは定食など複数の品があるものを選んだり、昼食後に歩いたりすることも午後の眠気に効果的らしいので、自分は少し離れた食堂で複数の品を食べれる量り売りのビュッフェで300円までと決めて昼食をとり、歩いて食堂から帰っています。おすすめです!!
「コアバリューノート」選択の基準が分かる
「コアバリュー」とは自分が大切にする価値観のことです。人生の軸と言い換えられます
「コアバリュー」を意識することで、選択の基準がわかり長期的な視点で後悔しない選択ができます。
倒れない計画術の「MACの原則」のCに繋がりますね!「MACの原則」については以下で説明しています。
「コアバリューノート」を作り、後悔しない選択をする3ステップを紹介します
① 自分のコアバリューをノートの1番上に書く
例「人に価値を提供し続けたい」「海外で暮らしたい」「家族と過ごす時間を大切にしたい」
② その下にその日の出来事でポジティブな感覚を得た出来事を3つ書く
例「ブログを見てくれる人が増えた」「空がきれいだった」「有名な人の話が聞けた」
③ 最後に、その日、人生で大切にしたことのために取った選択と行動を書く
例「多くの人に価値を提供している有名人の講演会に参加した。今日の学びを伝えることで価値を提供できる」
これらのことを日記のように書いていき、自分のコアバリューと感性にズレがないか、コアバリューを実現するための合理的な行動が取れているのかを確認することで、後悔しない選択の基準を持てます
何をするにも、自分の価値観・人生の軸を意識することって大事ですよね!
まとめ
後悔しない選択をするためには、自分の選択のスタイルを知り、どんなときに後悔する選択を取りやすいのか知り、それを対処する準備や習慣を身に付けることが重要だと感じる内容でした!
DaiGoさんの本を何冊か読んでいたり、YouTubeやニコニコを見ている人には、今までの知識を復習しつなげることができる1冊になっています
もちろん、初めましてでも理解・実践できる内容になっているのでおすすめです!