【書評】メモの魔力|就活・転職やアイデア出しにも使えるメモの取り方

書評
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前田裕二さんの「メモの魔力」を読みました。

2018年の年末に発売されてから大きな話題になっていたので、多くの人がご存じだと思います。

私はメモを多くとるタイプではないので、気になっていたけどずっと読まずにいました。

実際に「メモの魔力」を読んでみると、メモへの考え方が変わりました

今回は本書の構成や感想、参考になった内容などを簡単に紹介します。

本書の構成と内容

まず「メモの魔力」の構成と内容について紹介します。

本書で「紹介されていること」と「紹介されていないこと」を知ることで、自分の興味とのミスマッチを防ぐことができます。

紹介されていること

第一章 メモで日常をアイデアに変える
第二章 メモで思考を深める
第三章 メモで自分を知る
第四章 メモで夢をかなえる
第五章 メモは生き方である

メモの魔力」は上記の5章、その前後の序章・終章から構成されています。

第一章と第二章で本書の根幹となるメモのフレームワークが詳しく解説されています。

また、巻末には、

自分を知るための【自己分析1000問】

SNSで募集した「人生の軸」

などがあり、就活生や働いている人に役にたつ内容だと思いました。

紹介されていないこと

メモの魔力」ではメモを「記録のためのメモ」「知的生産のためのメモ」の2種類に分けています。

本書で紹介されているのは「知的生産のためのメモ」についてです。

そのため記録や記憶を目的にするとミスマッチが生じます。

記録が目的の人には、33のメモのテクニックが紹介されているメンタリストDaiGoさんの人生を変える 記録の力」がおすすめです。

記憶が目的の人には「進化する勉強法」や「超効率勉強法」がおすすめです。

本書の内容と感想

■ファクト→抽象化→転用
■自己分析のためのメモ
■タコわさ理論

メモの魔力」の中から上記の内容の一部と私の感想を簡単に紹介します。

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ファクト→抽象化→転用

「ファクト→抽象化→転用」というメモのフレームワークが「メモの魔力」で一番重要な内容です。

①インプットした「ファクト」をもとに、

②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、

③自らのアクションに「転用」する。

特に「抽象化」が重要であり「人間に与えられた最も重要な機能であり最大の武器」と著者の前田さんは述べています。

抽象化とは、具体的な事象の本質を考えルールを見つけることです。

そのルールを他のことに「転用」して知的生産をします。

「抽象化」は帰納法的な考え方で「つまり、○○」という形にできます。

「転用」は演繹法的な考え方で「具体的には、○○」の形にできます。

具体的な例を挙げます。

■ファクト:皇居は東京ドーム25個分の大きさである。
■抽象化:モノの大きさを、身近なモノの大きさで例えるようだ。
■転用:何かの大きさを伝えるときには、相手の身近なモノの大きさで例えてみよう。

また、抽象化には「汎用性の高さ」が重要になってきます。

汎用性の高い「抽象化」は様々な分野に「転用」できるので知的生産の幅も広がりますよね。

本書の中では汎用性の高い前田さんのメモがいくつも紹介されているので是非チェックしてみてください。

次の「自己分析のためのメモ」でも前田さんのメモの一例を紹介します。

自己分析のためのメモ

前田さんは就活時代に自己分析本を片っ端から買い、全ての質問に答え、自己分析ノートを30冊も作ったそうです。

自己分析でも「ファクト→抽象化→転用」のメモのフレームワークが活躍します。

具体的にはどのように使えばいいのでしょうか?

前田さんの例を引用します。

高校時代に描いていた夢は?
■ファクト:国連などの国際機関に入ること。
■抽象化:世界の不条理と戦いたい、という強い想いがあった。
■転用:民間の力、インターネットの力で世界の不条理を解決していこう。

この「不条理と戦う」というのはSHOWROOMに転用されていますよね。

そしてここでも重要になるのが「抽象化」です。

自己分析で抽象化したものは「人生の軸」になります

多くの質問でこのステップを繰り返すことにより、明確な人生の軸が見えてきます。

就活の前に読んでおけばよかったと少し後悔しています笑

前田さんはノート30冊分もこのステップを繰り返したからこそ、明確な人生の軸や、それを転用するアイデアが思い浮かぶのですね。

いきなりノート30冊分を目指すと挫折してしまうと思うので、まずは一問だけでも「質問にただ答えるだけではなく、抽象化→転用のステップまで」を目指してみてはいかがでしょうか?

また、私が面白いなと感じたのが「好きな色は何ですか?」と面接で質問されたときの話です。

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もちろん、面接官はあなたの好きな色が知りたくて気になっているわけではありません。

前田さんは、「性格の傾向、想定外への対応、自己分析の深さ」などを見られていると仮説立てています。

前田さんならこう答えるそうです。

色については結構考えていて、実は3色あります。青と紺と黒です。どれか選んでいただければ、なぜその色が好きか、お話します。

こんなにうまく答えられたら、面接官もびっくりですよね。

徹底的に自己分析をしているからこそなせるわざですね。

他にも本書では、

自己分析のときの抽象化のコツ

これからの時代に強い人材

前田さんの実際のメモの写真

なども紹介されています。

気になる方は本書でチェックしてみてください。

タコわさ理論

タコわさ理論とは「経験していないこと、知らないことは、「やりたい」と思うことさえできない」という理論で前田さんが名付けました。

なぜタコわさ理論なのかというと、小学生に「地球最後の日に何食べたい?」と聞いても「タコわさ!」とは返ってこない。なぜなら、タコわさを食べる経験をしていないから。だそうです。

タコわさ理論を突破するために前田さんは次のように提案しています。

経験の数自体を増やして、「やりたいこと」を見つける確率を上げましょう。

スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式でのスピーチの「Connecting The Dots・点と点をつなげ」と似ていますね。

多くのな分野の経験をすることや様々な人と関わることで点を増やし、より良い人生を歩んでいきたいですね。

まとめ

■ファクト→抽象化→転用
■自己分析のためのメモ
■タコわさ理論

今回は「メモの魔力」の構成や上記の内容について簡単に紹介しました。

私は今まで、メモは記録のためだと思っていました。

しかし、本書で「知的生産のためのメモ」という考え方を知り、衝撃を受けました。

ただメモをするだけではなく、抽象化し転用する。

汎用性の高い「抽象化」を目指して頑張ります。

References
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