私は教員採用試験に一発で合格することができました。
短い対策期間で、趣味や遊びも楽しみながら合格しました。
私がどのような面接対策をして一発で教採に合格できたのかを紹介します。
この記事はこんな人にオススメです。
教採対策法【面接編】
教採の面接対策として以上の3つの内容を紹介します。
筆記試験対策は別の記事で紹介しています。
対策期間
私は受験する年の5月から面接の対策を始めました。
多くの自治体の一次試験は7月に、二次試験は8月に行われます。
つまり、私の面接の対策は約2~3ヵ月です。
面接対策は自分の教育観を作る上で重要です。
教育観は働いてからも役に立つものです。
もっと早めから対策しておけばよかったなと思います。
次は、どのような対策をして合格したのか紹介します。
具体的な対策法
私が対策した内容は上の3つに分けることができます。
それぞれ紹介します。
過去問からQ&A集を作る
まずは過去問からQ&A集を作ることから始めました。
市販の本や学校・先輩などから過去問を入手します。
そして、過去に聞かれた質問に対して、自分ならどう答えるかを考えてまとめます。
具体的には、1つの質問に対して、ノート1ページを使います。
ページの一番上に質問(Q)を書きます。
その下に自分なりの答え(A)を書きます。
この作業を様々な過去の質問に対して繰り返します。
国や自治体の資料を読み込む
次に文部科学省や教育委員会が作っている資料を読み込みました。
なぜなら、
面接の質問や回答にも根拠があるからです。
筆記試験だとわかりやすいですよね。
教職教養で、
( ① )に入る語句を答えよ。
法律に定める学校の教員は、自己の( ① )を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。
という問題があったとします。
答えは崇高な使命です。
なぜなら、教育基本法に書かれているからです。
面接でも同様のこと言えます。
例えば、
不登校の生徒がいます。あなたらならどうしますか?
と聞かれたとします。
そこで、
学校に来ることが1番大切だと思うので、学校に来れるようにサポートします!!
と答えたとします。
この回答は微妙なわけです。
なぜなら、文部科学省通知の「不登校児童生徒への支援の在り方について」では、以下のように書かれているからです。
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。(略) 本人の希望を尊重した上で,場合によっては,教育支援センターや不登校特例校,ICTを活用した学習支援,フリースクール,中学校夜間学級(以下,「夜間中学」という。)での受入れなど,様々な関係機関等を活用し社会的自立への支援を行うこと
このように、自分の回答が国や自治体の教育方針とずれていないかを文部科学省や教育委員会の資料を読み込んで確認しました。
面接練習会
教採を受ける友人と集まって、本番形式の面接練習会をしました。
個人面接対策では、試験官と受験生に分かれて、本番形式で質問を繰り返しました。
お互いにフィードバックしたり、動画を撮って見返したりしました。
集団討議対策では、テーマを決めて本番形式で議論の練習をしました。
他人の意見を参考に、自分のQ&A集をアップデートしたりしました。
面接のコツとポイント
面接対策や面接中のコツとポイントを紹介します。
Q&Aを繰り返す
過去問でQ&Aを繰り返すことが重要です。
多くの質問への回答を考えることで、以下のようなメリットが得られます。
過去問で多くの質問に答えていく過程で、自分自身の教育観が形成されます。
教育観が固まっていれば、想定外の質問にも答えやすくなります。
なぜなら、教育観は面接の質問に答える上で汎用性が高いからです。
就活の自己分析に似ています。
メモの魔力の著者の前田裕二さんは30冊近くの自己分析ノートを作ったそうです。
私はそこまではしていませんが、2,3冊分はしました。
本番形式の練習+動画
Q&A集を作るだけでなく、
実際に友達などと練習することが大切です。
「わかる」と「できる」は違います。
Q&A集は作れても、人に聞かれるとすぐに答えられないこともあります。
また、面接は回答内容だけではなく、表情、雰囲気なども見られています。
実際に練習して、
を把握しておくことが重要です。
動画で撮影しておくと、何度も確認できるのでオススメです。
長く話し過ぎない
面接はアピールのために、ついつい長く話しがちです。
しかし、面接はコミュニケーションです。
①相手の質問に答えて、
②それに対して回答し、
③さらにその解答への質問がきて、
という会話のキャッチボールが重要です。
現在はアクティブラーニングが注目されていて、一方向的な授業ではなく、双方向的な授業が求められています。
一方的に話すだけで、コミュニケーションが取れない人は必要とされません。
自己PRや志望動機なら1分程度、それ以外は30秒以内を心がけていました。
マウントを取らない
自分の論理力や思考力をアピールするために、集団討議で人の意見を批判したり、攻撃的な態度になってしまうのはNGです。
学校現場では、協調性が重視されています。
授業中に間違えた発言をした生徒に対して、攻撃的な批判はしませんよね。
1位になろうとして目立つよりも、合格ぎりぎりを目指すくらいでいいと思います。
しかし、
明らかにおかしいときは否定しましょう。
例えば、
などの意見が出たときには否定した方が良いでしょう。
反応しないことは、肯定していると捉えられる可能性があります。
返答は速く、話は遅く
話し方のポイントです。
返答速度を速くすると相手に与えるカリスマ性が増すそうです。
ゆっくり話すと説得力が増すそうです。
これらの内容はコミュ障でも5分で増やせる超人脈術の中で紹介されているものです。
他にも、いくつかの話し方のポイントなどを下記の記事で紹介しています。
気になる方はどうぞ。
実績より可能性をアピール
過去の実績よりも、これからの可能性をアピールすることが重要です。
なぜなら、人間には「潜在可能性バイアス」があるからです。
過去の実績を話す人よりも、未来の可能性を語る人の方が評価が高くなることが分かっています。
教育実習や恩師の話ばかりではなく、
などの内容で、未来の可能性をアピールしましょう。
人間の思考のクセを利用すれば、面接の難易度も下がります。
まとめ
今回は教員採用試験の面接対策として上記のことを紹介しました。
筆記試験対策と面接対策を両立して、合格に向けて頑張ってください。応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考になれば幸いです。
References
https://daigoblog.jp/noresults-required/
https://daigoblog.jp/construction-firstimpression/
https://daigoblog.jp/interviewtalk/